同人作品をAmazonにおいてみた

関連:同人作品をAmazonにおいてみました(18ロケットアイスクリームのBlog さん)
詳細はリンク先を読んでちょ。


amazon で同人ゲームその他諸々を販売できるのは以前から話題になっていたので知っていたのだけど、いつの間にか月額利用料が下がっているような気がするので(うろ覚え)ネタにしてみる。
amazon月額利用料総計:月額利用料 4900 円 + 倉庫利用料(月額) 7900円 = 14800 円
amazonマージン : 15%
一般的な同人取り扱いの店舗委託 : 大体 30%(大手さんだと下がるとかいう噂も……)
この数値 + ARCANUM ECHO の販売価格(店頭価格1429円、税込み1500円)でちょっと試算をしてみる。
amazon で安く販売する場合】
卸値 : 1000円
店頭価格 : 1429円
amazon価格 : 1176円
差額 : 253円
安く売る事でユーザーに手にとって貰い易くする方針。
amazon で同人ソフトを探そうとする人が少なそうなのがネック(あんまり認知されてるとは思えないし)。
そうなると amazon だけじゃ不安なのでやっぱり同人取り扱い店舗さんにも置いて貰わないと……となってしまう。
そして、店舗委託した場合は amazon の販売価格を店舗委託価格より下げる訳にはいかない(以後取り扱ってくれなくなる……気がする)。
と言う訳で、販売価格の方を揃えるしかないという事になる(思い切って amazon 専売、という手もあるけど)。
【販売価格を揃える場合】
店頭価格 : 1429円
委託卸値 : 1000円
amazon卸値 : 1215円
差額 : 214円
この場合、amazon の月額利用料の元を取る(店舗委託より利益率を上げる)には 14800 / 214 = 69 本 売らなければならない事になる。
ただし、この値は amazon を利用する事により伸びる売上本数を考えてないので、実際にはもうちょっと少なく見積もっても問題なさ気。
とは言え、毎月 14800 円を取り返す為には毎月コンスタントに 50 以上売らなくてはならず、中小サークルにはかなり厳しい数字な印象。
ただ、利用者数は絶大なので、発売直後 3 ヶ月のみ販売する、とか工夫次第では大きく効果を上げられそうな気もする。


お金の為に同人ゲーム製作をやってる人は少ない(効率が悪いので)と思うけど、利益が出るに越した事は無い(次の開発費にまわせる!)と思うので、こういったノウハウが共有されていくと良いなぁ。