立ち絵演出考察その2@立ち絵の向き問題
STG系ゲーム作成サークルのはずなのに、ノベルゲー系の話ばっかってどういう事だってばよ。
まぁ気にしませんが。
と言う訳で、本題へGO。
で、立ち絵演出考察その1で「最近のPCノベルゲー(エロゲー)を意識して見てみると、思った以上に正面立ち絵が多い事に気付かされる」とか書いたのだけど、じゃあコンシューマはどうなのよ?という疑問を抱いたのですんごく軽く調べてみた。
調査対象は会話シーンに立ち絵を用いた演出を使用しているコンシューマ・携帯用ゲーム機向けタイトル。
ジャンルはS・RPG、RPG寄りだけどその他もあり(思いついたのを適当にリスト化しているので偏りあり&ノベル系は無し)
あと、相変わらず定義とかがゆるゆるなので突っ込み所は満載。
※基本的に自分用思考整理メモなので、参考程度という事で
【正面立ち絵】
※厳密には「正面を向いている立ち絵」ではなく、立ち絵の向きが話し相手の位置に縛られないフリーダムな立ち絵の事
※最近では「後ろ姿立ち絵」やら「おんぶ立ち絵」やら「だっこ立ち絵」やらいろいろと進んでいたりする
○採用タイトル
・サモンナイトシリーズ(最近の)
・グローランサーシリーズ
・うたわれるもの(PS2版)
・アガレスト戦記
・セイクリッドブレイズ
・超次元ゲイム ネプテューヌ
・イースシリーズ(キャラ相対してるシーンないかも)
・東方シリーズ(コンシューマじゃないけど混ぜてみる)
・ブレイブルー(家庭用)
○メリット
・シチュエーションに関係なく一番魅力的と思われるポーズが描ける
・アップなどの演出が行い易い
○デメリット
・キャラ同士が会話しているように(お互いの存在を意識しているように)見えない
【立ち絵が斜め採用タイトル】
○採用タイトル
・アルトネリコシリーズ
・アトリエシリーズ(全部がそうかは調べてない)
・サモンナイトシリーズ(昔の)
・グリムグリモア
・ケイオスリング
○メリット
・キャラ同士が会話しているように見える
○デメリット
・どうしてもポーズの種類が制限されてしまう
・一部の立ち絵演出が使い辛い
・こっち向いてくれないと寂しい
【顔だけ】
○採用タイトル
・ファイヤーエムブレムシリーズ
・ユニオンシリーズ(というかスティングのSLG)
・ラングリッサーシリーズ
・エメラルドドラゴン
・オウガバトルシリーズ
【特殊型】
○採用タイトル
・クイーンズブレイド
・Fate/EXTRA
※ドット絵 or ポリゴン + 吹き出し型は多すぎるのでリスト化しませぬ
こうしてみると、最近は正面立ち絵型がちょっと優勢な感じ?
でも、アルトネリコシリーズとアトリエシリーズというキャラゲ二台巨頭が斜め派なので、結局製作者の好み次第、って方がしっくりくるかも。
個人的には、コンシューマ系の立ち絵演出はPCゲー程立ち絵が動いたりなんかエフェクトがでたりしないので、存在感を出す為に正面絵の方が良いかなー、とか思ったり思わなかったり。
あとは、カメラ的演出をもっと意識するようになると面白いのかな、と(ageが結構意識してる印象)。
例えば、正面絵と後姿で会話するシーン(ぽけもん戦闘風演出と名づけたい)とか、発言中にカメラが寄ってく演出がもっと増えても良いんじゃないかなぁ。
※恋色空模様で↓みたいな感じで実現されていて、実に良い味なのです
とか適当にだらだら書いたけど、どの立ち絵がどういうゲームに合っているか、という考察で説得力ある説を考えられなかったので、今回の結論は「グラフィッカーの好きなように描いて貰うのが良いんじゃないかな?」という事にしたい。
……前回同様全くもって無益な結論に落ち着いてしまった。でも、あんまコストかけると続かないからこんなもんでいいかなー、と思ってしまう弱い自分が大好きです。
次回は語りつくされている感もある「立ち絵表示位置と視点について」やるかも?